葬儀の挨拶集
お葬式では様々な場面で挨拶をすることになります。
しかし、慣れない場面で適切な挨拶をすることはとても
難しいものです。
ここでは一般的に使われる挨拶の一例をご紹介しています。
もちろんこの通りの挨拶をする必要はありませんが、予備知識として目を通しておくことで急な場面でお役にたてることかと思います。
病院・施設にてお世話になった方への挨拶
これまで心からのご看護をいただき誠にありがとうございました。
入院中は大変お世話になりました。○○も皆様に感謝していることと思います。
寺院・僧侶への言葉づかい
枕づとめのお願い(僧侶の予定などを聞きます。)
お世話になっております。○○町の○○でございます。
実は、○○が、ついさきほど亡くなりました。ただいま自宅へ連れて戻りましたので、ご住職様に枕経をお願いしたいと思います。
枕づとめに到着された時
お忙しい中、さっそくご足労いただきまして、ありがとうございます。
○○も、さぞ安心する事と存じます。なお、不慣れですので、なにかとご指導くださいますよう、よろしくお願いいたします。
通夜・葬儀に来ていただいた時
お忙しいところ、お越しいただきまして、ありがとうございます。
定刻に始めたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
お布施の費用を尋ねる時
恐れ入りますが、お布施の準備の都合もございますので、いかほどご用意したらよろしいかお聞かせ願えればと存じます。
お布施をお渡しする時
ご多用のところ、たいへんご丁寧なおつとめを賜り、ありがとうございました。
おかげさまで、無事に葬儀をとり行う事ができました。些少ではございますが、どうぞお納めください。ありがとうございました。
世話役を引き受けてくれる方への挨拶
これからお世話になります。
何分わからないことばかりで、いたらぬ点も多いかと思います。
お気づきのことがありましたら、お声をかけてください。
どうぞよろしくお願いいたします。
通夜・告別式の日程を伝える時
通夜と告別式の日取りが決りましたので、ご連絡申しあげます。
通夜は自宅にて本日□時より、告別式は明日□時より○○寺にておこないます。
皆様によろしくお伝えください。
近所の方へ
本日、○○が死去いたしました。今日、明日と人の出入りなど、何かとご迷惑をおかけしますが、なにとぞよろしくお願いいたします。
喪主の会社へ
○○が本日午前□時、息を引きとりました。○日までお休みをいただきたいと思います。
皆様によろしくお伝えください。
来訪者への挨拶
お忙しいところ、お越しいただき、ありがとうございます。
生前は、故人がたいへんお世話になりました。
通夜の挨拶
本日は、お忙しいところをご丁寧なお悔やみをいただきまして、
誠にありがとうございました。
故人の生前は、格別のご厚情を賜りまして、大変感謝いたしておりました。
厚く御礼申し上げます。
なお明日の葬儀は、□時からでございます。なにとぞよろしくお願い申し上げます。
◆通夜ぶるまいの用意がある時
この後、気持ちばかりの別席を設けております。
是非皆さまお集りいただき、食事を召し上がりながら故人を偲んで頂ければと思います。
葬儀後の挨拶
本日は、ご多用にもかかわらず、ご会葬・ご焼香を賜り、葬儀、告別式もとどこおりなく済みまして、故人も感謝していることと存じます。
なお、残された私どもにも、今後とも変わりなくご指導ご厚誼を賜りますようお願い申し上げまして、ご挨拶とさせていただきます。
ありがとうございました。
出棺時の挨拶
本日はご多忙のなか亡き父、○○の葬儀にご参加くださいまして、
誠にありがとうございました。
遺族・親族を代表いたしまして一言ごあいさつさせて頂きます。
葬儀、告別式もおかげさまでとどこおりなく済み、出棺の運びとなりました。
このように多数の皆様方にお見送りいただき、故人もさぞかし喜んでいる事と存じます。
生前の故人へのご厚誼に深く感謝しますとともに、今後、後に残されました私ども遺族、親族に対しましても、故人生前中同様にご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます。
はなはだ簡単ではございますが、お礼の言葉にかえさせて頂きます。
本日はお忙しい中、誠にありがとうございました。
初七日・法要での挨拶
本日は、故人のために、いろいろとお心づかいいただき、誠にありがとうございました。
お陰さまで、とどこおりなく葬儀・法要をすませることができ、故人も喜んでいることと思います。
ささやかではございますが、精進落としのお膳をご用意いたしましたので、故人を偲びながら召し上がっていただければ幸いです。
本日は誠にありがとうございました。